
2026年9月12日、茨城県常総市の鬼怒川河川敷と橋本運動公園で開催された第59回常総きぬ川花火大会に、今年も行ってきました。
変わらないオープニングの流れ、山崎煙火製造所のミュージックスターマイン『閃律』、野村花火工業のグランドフィナーレを振り返ります。
第59回常総きぬ川花火大会に行ってきた!
9月12日の土曜日、第59回常総きぬ川花火大会に行ってきました。
会場は、豊水橋上流の鬼怒川河川敷と橋本運動公園。
茨城で暮らしていると、この花火大会はもう「行くかどうか」ではなく「今年も行く」ものになっています。
夏の花火大会がひととおり終わって、田んぼの稲刈りが最盛期の頃。
少しだけ空気が軽くなった河川敷で見る花火は、真夏のそれとはまた違う味があります。
今年も、その空気を吸いに行ってきました。
今年も、いつもの流れから始まる

最寄りは関東鉄道常総線の水海道駅。
駅から会場へ向かう人の流れに混ざって歩いていると、「ああ、今年もこの日が来たな」という気持ちになります。
常総きぬ川花火大会の好きなところは、始まり方が毎年ほとんど変わらないことです。
市長の挨拶があって、オープニングはナイアガラ。
鬼怒川の上に光の幕がすーっと流れ落ちて、毎年おなじみの曲がかかる。
この一連の流れを見ると、ようやく今年もこの大会に来られたと実感できます。
大人になると、毎年同じ場所で、同じ気持ちで迎えられる行事って意外と少なくなります。
仕事のやり方も、暮らしの形も、ここ数年でずいぶん変わりました。
それでも、この日だけは同じ流れで幕が開いて、同じように空を見上げている。
少しエモいなと自分でも思います。
でも、こういう「変わらない流れ」があること自体が、暮らしを整えてくれている気がしています。
変わらない中に、ちゃんと変化もある
一方で、毎年通っているからこそ気づく変化もあります。
まず、フードテントエリアの位置が昨年から移動していました。
いつもの感覚で歩いていって「あれ、ここじゃない」となったのは、毎年来ている人ならではかもしれません。
それから、ファイヤーアートセレクションのプログラム。
今年は間にミュージックスターマインが挟まれて、2回に分かれる構成になっていました。
ひとつのプログラムを通しで見るのとはまた違って、流れにメリハリが出ていたように思います。
打ち上げ数も約2万2000発と、大会史上最多とのこと。
会場の人の多さも昨年以上に感じて、来場者がまた増えているんだろうなと思いました。
天気は曇りのち雨。
途中で少し雨がぱらつく時間もあって、正直ひやひやしました。
それでも開催中は本降りにならず、風もちょうど見やすい向き。
煙が適度に流れてくれたので、花火の輪郭がぼやけずにきれいに見えました。
山崎煙火製造所『閃律』は、音ハメが気持ちいい

今年とくに良かったのが、山崎煙火製造所さんのミュージックスターマイン『閃律』です。曲はYOASOBIの「会心の一撃」。
疾走感のある曲に合わせて、花火がリズミカルに打ち上がっていく。
音と花火がぴたっと合う瞬間が何度もあって、見ていて素直に気持ちよかったです。
曲の速さに花火が置いていかれない、というのは簡単なようでいて、きっとすごく難しいことなんだと思います。
この写真は、彩色千輪の場面を切り取ったもの。
赤や緑、紫の小さな花が空いっぱいに咲いて、地上近くでは金色の花火が半円状に弾けています。
にぎやかなのに散らかって見えないのは、色と形がちゃんと計算されているからなんでしょうね。
写真のトラが明るすぎて白飛びしてしまったのはご愛敬でm(__)m フィルターも特に入れてなかったので。。
野村花火工業のグランドフィナーレは、ブルーが素晴らしすぎた

そして最後は、野村花火工業さんのグランドフィナーレ。
曲はクラシック系の選曲で、そこに合わせて上がる花火がとにかくきれいでした。
なかでもブルー系の花火が本当に素晴らしかった。
青と白の花火が重なり合う中を、金色の光の筋が左右から交差していく。
青い色って花火の中でも出すのが難しいと聞いたことがありますが、それがこれだけ澄んだ色で空に広がると、ちょっと言葉が出なくなります。

高く上がったヤシのような花火が枝垂れて、その下で扇状の青い光が何本も開いていく。
色を絞っているぶん、形の美しさがはっきり見えて、シャッターを切りながら思わず声が出ました。

白い花火が一面に広がって、下から緑の光の筋が伸びていく場面もありました。
上のほうで紫とピンクの大玉がひとつだけ開いていて、そこだけ少し華やかな差し色に。
派手さで押し切るのではなく、ひとつひとつの形と色をきちんと見せてくれる。
野村花火工業さんの花火は、何年見ていても「やっぱりいいな」と思わされます。
フィナーレが終わったあと、少しの静けさがあって、それから拍手が広がっていく。
あの数秒の間が、個人的にはけっこう好きです。
変わらない流れがあるから、変化に気づける
毎年同じ流れで幕が開いて、毎年ちがう花火を見て帰ってくる。
それを1年に1回、なんとなく続けているのですが、フードテントの位置や、プログラムの組み方や、人の多さの変化など、小さな違いを見つけられるのも、深く続けている楽しみのひとつだと思います。
来年はいよいよ第60回。
節目の年に、どんな幕開けと、どんなフィナーレが待っているのか今から楽しみです。
また同じ河川敷で無地に開催されることを願いつつ、空を見上げに行こうと思います。
花火大会は楽しい!
それではまた次回!