ついに今年の稲刈りが終わった! 雨が続いて、いつもの倍かかった

ついに今年の稲刈りが終わった! 雨が続いて、いつもの倍かかった

ついに、今年の稲刈りが終わりました!

9月2日に始めて、刈り終えたのが9月19日。
数字にすると二週間ちょっとですが、体感ではもっと長かった気がします。

うちは大規模な農家ではありません。
それなのに、ここまで時間がかかった稲刈りは、たぶん初めてです。

今回は、雨に振り回された今年の稲刈りの記録を、写真と一緒に残しておこうと思います。

9月2日、いつも通りに始まった稲刈り

稲刈りは例年、9月の頭に始まります。
うちではコシヒカリを先に刈り、1週間ほど遅らせて植えた「にじのきらめき」を後から刈る流れです。

穂はしっかり頭を垂れていて、コンバインが入っていく田んぼの手前で、稲穂の粒がひとつひとつ光って見えました。
毎年見ている景色なのに、この瞬間だけは少し気持ちがゆるみます。

半年近く、水の管理や草刈りをしてきた田んぼです。
「今年もここまで来たな」と、静かに思う時間でもあります。

雨、雨、また雨。刈れない日々

ところが、始めてすぐに雨の日が続きました。

稲刈りは、雨が降ると基本的にできません。
稲が濡れていると機械に詰まりやすくなるし、籾の水分が多いと乾燥にも余計に時間がかかります。
田んぼの土がぬかるめば、コンバインが沈んで思うように動けなくなります。

通常なら10日くらいで終わる作業が、雨のたびに止まる。
機械の準備はできている。段取りも整えてある。
なのに、刈れない。

天気予報を見ては「明日はいけるか」「いや、午後から降るな」の繰り返しで、正直、悶々とした日々でした。
自然相手の仕事だとわかってはいても、待つしかない時間というのは、なかなか落ち着かないものです。

これは、近所の知人の田んぼです。
品種はコシヒカリ。続いた雨で稲がべったりと倒れてしまい、寝ているところは水に浸かっていました。
その上を、白いサギがのんびり歩いている。
のどかな光景に見えて、農家としては少し胸がざわつく一枚です。

コシヒカリはおいしく人気がある反面、背が高く、倒れやすい品種でもあります。
うちのコシヒカリは早めに刈り終えていたので、なんとか難を逃れました。

倒れなかった「にじのきらめき」

最後に残っていたのが、にじのきらめきです。

にじのきらめきは、暑さに強い品種として育てはじめました。
それに加えて、茎が丈夫で倒れにくいという特徴もあります。

雨が続いても、稲はしっかり立ったまま。
結果的に、最後まできれいな状態で刈ることができました。

夏の暑さ対策のつもりで選んだ品種が、秋の長雨でも助けてくれた。
品種を選ぶというのは、こういうことなんだなと、あらためて実感した年でした。

晴れ間を拾うように、少しずつ

とはいえ、じっと待っているわけにもいきません。

少しでも雨が上がって、田んぼの状態が許しそうなときは、とにかく刈りに行きました。
半日だけ、数時間だけ、、
刈りに行ったら1列だけで雨が降ってきたという日もありました。
一気に終わらせるのではなく、刻むように、少しずつ。

そして9月18日。
久しぶりの快晴でした。

しかも、台風が近づいているという予報。
この日を逃したら、次はいつになるかわからない。
ほとんど気力だけで、一日で刈れるだけ刈り進めました。

これは、その終盤の田んぼです。
残りはあと一列。
まわりはすっかり刈り終わって、真ん中だけが立っている。
なんだかモヒカンヘアーみたいで、疲れていたのに、ちょっと笑ってしまいました。

9月19日、刈り終えた日。そして翌日の台風

そして9月19日。
残りの田んぼを刈り終えました。
それだけ刈ってあとは籾摺りです。

終わった瞬間は、達成感というよりも、ただただホッとした、という感覚でした。
やっと終わった、というホッと。
そして、倒れることもなく、無事に刈り取れた、というホッと。
二つの安堵が、いっぺんにやってきた感じです。

まわりを見渡すと、まだ刈り取りが終わっていない田んぼもたくさんありました。
結果的に、周囲よりはかなり早く終えられたことになります。

最初の方に刈ったコシヒカリの田んぼの切り株からは、もう「ひこばえ」の青い芽が伸びていました。
空は嘘みたいに青くて、水面にそのまま雲が映っていました。

そして次の日、20日。
台風による大雨が、このあたりを直撃しました。
雨が上がったあとに田んぼを見に行くと、あちこちが水たまりのようになっていました。

周囲の田んぼは、さらに水に浸かっていました。
もし、あと一日遅れていたら。
うちの田んぼも、同じようになっていたかもしれません。

今年の稲刈りで思ったこと

今年の稲刈りは、思い通りにはいきませんでした。
いつもの倍近い時間がかかって、何度も天気予報とにらめっこをして。

それでも、少しの降らない間を拾って刈りに行き続けたことが、最後にはちゃんと意味を持ってくれた。
大きく一気に進めるのではなく、小さく刻んで、続けること。
田んぼに教えられたような気がします。

今年の新米は、これから少しずつ食卓に届いていきます。
雨の合間を縫って刈った一粒一粒を、今年はいつもより少し丁寧に味わいたいと思います。

それではまた次回!

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