今年もついに稲刈りの季節。2026年の稲刈り、はじめました

今年もついに稲刈りの季節。2026年の稲刈り、はじめました

今年もついに、稲刈りの時期がきた

今年もついに、稲刈りの時期がやってきました。

田んぼに立つと、穂がずっしりと垂れていて、風が吹くたびにさらさらと音がします。
春に田植えをしてから、もうそんなに経ったのかと、毎年この時期になると少し不思議な気持ちになります。

前回の記事で、稲刈り直前の大雨のことを書きました。
あのときは田んぼに水が入って、稲が倒れていないか、コンバインが入れるくらい乾いてくれるか、気が気じゃなかった。

結果から言うと、稲は無事に実ってくれました。
稲刈りは9月2日から。ほぼ予定どおりのスタートです。
今回は、そんな2026年の稲刈りのはじまりの記録です。

大雨のあと、田んぼはちゃんと乾いてくれた

お米づくりをしていると、つくづく天気には勝てないなと思います。

あの大雨のあとも、ときどき雨の日はありました。
そのたびに空を見上げては、また田んぼがぬかるむんじゃないかと、少し身構えていた気がします。

でも、ありがたいことに晴れの日も多くて。
田んぼは少しずつ水が引いていき、稲刈りの頃には、問題なくコンバインが入れる状態になってくれました。

稲も、こちらの心配をよそに、ちゃんと穂を垂らしてくれていました。

人間がやれることは、水を見て、草を刈って、様子を見に行くこと。
あとは稲が自分の力で育っていくのを、横で見守る。
だからこそ、無事に実った田んぼを前にすると、ほっとするのと同時に、ちょっと頭が下がる思いがします。

コシヒカリと、暑さに強いにじのきらめき

今年つくっているのは、コシヒカリとにじのきらめきの2品種です。

コシヒカリは言わずと知れた定番の品種。
粘りと甘みがあって、炊きあがりの香りもいい。
ただ背が高く育つぶん、雨や風で倒れやすいという一面もあります。

にじのきらめきは、暑さに強い品種です。
ここ数年、夏の暑さは年々厳しくなっていて、お米の出来にも影響が出やすくなってきました。
その対策として、にじのきらめきも植えるようにしています。

同じ田んぼ仕事でも、気候に合わせて選ぶものを少しずつ変えていく。
地味ですが、これからお米をつくり続けていくには大事なことだと思っています。

稲刈りは、コシヒカリから始めます。
にじのきらめきは、田植えを1週間ほど遅らせてあるんです。

2品種を同じタイミングで植えてしまうと、刈り時も重なってしまう。
田植えを少しずらしておくことで、稲刈りの時期も自然とずれてくれる。
小さな段取りですが、こういう積み重ねが、農作業を続けていくうえではけっこう効いてきます。

稲刈りの一日

いよいよ、コシヒカリの田んぼにコンバインを入れました。

コンバインは、稲を刈りながら同時に脱穀までしてくれます。
刈ったあとの田んぼには、細かく刻まれたわらが、筋を描くように並んでいきます。

とはいえ、機械だけで全部刈れるわけではありません。
田んぼの端や角、どうしても機械が入りにくい場所があるし、刈り残しも出てきます。
そういうところは、鎌を持って手で刈っていきます。

使っているのは、刃がギザギザになったノコギリ鎌。
もう10年以上使っている、年季の入った一本です。
刃の色もすっかり落ち着いて、手になじんでいます。

ざくっ、ざくっと一株ずつ刈っていると、ふだんはコンバインまかせの作業も、稲の重さや手ごたえとして伝わってきます。
機械の補助、と言えばそれまでですが、この手触りは毎年ちょっと楽しみな部分でもあります。

コンバインのタンクがいっぱいになったら、トラックに籾を移します。

オーガと呼ばれる筒から、籾がざーっと流れ落ちていく。
この瞬間は、何度見てもいいものです。
奥には筑波山。
この景色のなかで作業ができるのは、田舎暮らしのささやかな特権かもしれません。

刈ったあとの田んぼに、シラサギがやってくる

稲刈りをしていると、決まってやってくるお客さんがいます。
シラサギです。

コンバインが通ったあとの田んぼには、隠れていた虫やカエルが出てきます。
シラサギたちはそれをちゃんと知っていて、刈ったばかりの場所をゆっくり歩きながら、餌を探しているんです。

多いときは10羽くらい集まってきて、田んぼが白い点々でにぎやかになることもあります。
今年はそれほど多くなくて、この日は2羽。
少し寂しいような、でもこのくらいがちょうどいいような。

こちらは汗をかきながら作業をしていて、その横をシラサギがすました顔で歩いていく。
なんだか、同じ田んぼを一緒に使っているような、不思議な距離感です。

ゆっくり、一枚ずつ刈り進めていく

今年の稲刈りは、こうして始まりました。
コシヒカリを刈り終えたら、次はにじのきらめき。

天気を見ながら、ひとつずつ。
急いでも稲は待ってくれないし、焦っても雨はやんでくれない。
それなら、目の前の田んぼを一枚ずつ片付けていくしかありません。

新米の季節まで、あと少し。
今年のお米がどんな味に仕上がるのか、自分でも楽しみにしています。

稲刈りの続きや、新米のことも、また記録していきますね。

それではまた次回!

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