スマホを置いて、針を落とす。デジタル疲れの人にレコードを勧める3つの理由

スマホを置いて、針を落とす。デジタル疲れの人にレコードを勧める3つの理由

一日中パソコンの前に座って、気づけばスマホも無意識に触っている。
通知に追われて、情報はあふれていて、頭がずっと休まらない。

仕事のあとに、そんな疲れを感じる日はありませんか。

自分も、デジタルな仕事をしている身なので、よくわかります。
そんな日の夜、自分が決まってやることがあります。
レコードに、針を落とすことです。

今回は、デジタル疲れを感じている人にこそ、レコードを勧めたい理由を書いてみます。

1, 画面を見ない時間が、自然にできる

レコードをかけるのは、たいてい夜、仕事を終えたあとです。

棚から今日の1枚を選ぶところから始まる日もあれば、
お酒やお茶を用意して、腰を落ち着けてかける日もあります。
片付けをしながら、BGMとして流す日もあるし、
ソファに座って、ただ音だけに集中する日もあります。
どのパターンも、自分にとってはレコードのある夜です。

ひとつ共通しているのは、レコードを聴いているあいだ、スマホをほとんど触らなくなることです。

「スマホを置こう」と決意しているわけではありません。
盤を出して、プレーヤーに乗せて、針を落とす。
その流れの中で、手も目も、自然と音楽のほうに向いているんです。

もちろん、聴きながらスマホを触っても、まったく問題ないと思っています。
無理に断つ必要はなくて、結果として画面を見る時間が減る。
それくらいの距離感がちょうどいいです。

2, 1枚ずつ、ゆっくり音楽に向き合える

サブスクで音楽を聴いていると、気に入らない曲はすぐ飛ばせるし、次から次へとおすすめも出てきます。
便利ですが、気づくと「聴いている」というより「流れている」状態になりがちです。

レコードは、そうはいきません。
盤を乗せたら、基本的にはA面を最後まで聴くことになります。
曲順にも意味があって、アルバムを1枚のまとまりとして聴く時間が自然にできます。

自分にとって、その時間は「手間」というより、いつの間にか身についた動作です。
特別な準備をしている感覚はなく、ごく自然に手が動いています。

3, アナログの音と、モノの手触りに癒される

レコードを聴いていて、なぜか癒されるなと感じる瞬間があります。

ひとつは、針が落ちたときの「プツッ」という小さな音。
ノイズといえばノイズですが、あの音が聞こえると、これから音楽が始まるんだなと気持ちが切り替わります。

もうひとつは、音が少しやわらかく感じること。
デジタルのくっきりした音とは違う、あたたかさのようなものがあります。
理屈では説明しきれないのですが、聴いていると、肩の力が抜けていきます。

それから、盤がゆっくり回っているのを眺める時間も好きです。
ただ見ているだけで、気持ちが落ち着きます。

そして、レコードは「モノ」として手の中にあります。
ジャケットの大きさや紙の質感、盤の重み。
画面の中にしかない情報に疲れた頭には、こうした手触りが、案外効くのだと思います。

まとめ:小さな針の音が、夜を切り替えてくれる

デジタル疲れの人に、レコードを勧める理由は大きく3つです。

・画面を見ない時間が、自然にできること
・1枚ずつ、ゆっくり音楽と向き合えること
・アナログの音とモノの手触りで、気持ちが落ち着くこと

どれも、特別な準備はいりません。
仕事を終えた夜に、1枚かけてみる。それだけです。

小さく始めて、気に入ったら少しずつ深く続けていけばいいと思います。
針を落とす小さな音が、一日の終わりを静かに切り替えてくれますように。

それではまた次回!

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