東京オペラシティアートギャラリーで開催された「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」に行ってきました。
写真家として有名な方の展示ということで、どんな写真が見られるか楽しみでした。
石元泰博氏はアメリカ合衆国サンフランシスコ生まれの写真家で、第2次世界大戦時には日系人収容所に収監されていたそうです。
まさに激動の時代を生きたと思われる写真家の生誕100年での展示で、全体的な展示規模も思っていたよりも大きくて作品の点数も多かった印象でした。
写真展概要
写真展名 | 生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代 |
---|---|
会 場 | 東京オペラシティ アートギャラリー |
会 期 | 2020年10月10日(土)~ 12月20日(日) |
時 間 | 11:00~19:00(最終入場は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌平日) |
主 催 | 公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、読売新聞社、美術館連絡協議会 |
オフィシャルサイトURL | https://www.operacity.jp/ag/exh234/ |
構成
- 1, 初期作品
- 2, シカゴ I
- 3, 東京 I
- 4, 桂離宮
- 5, シカゴ II
- 6, 東京 II
- 7, 日本の産業
- 8, 周縁から
- 9, ポートレート
- 10, 近代建築
- 11, イスラム 空間と文様
- 12, 両界曼荼羅
- 13, 歴史への溯行
- 14, かたち
- 15, 食物誌/包まれた食物
- 16, 伊勢神宮
所感・インプレッション
一番の印象としてはフィルムの写真での白黒写真はデジタルには無い味があって、
あたたかさを感じ、とても良い印象でした。
建築写真の展示では構図が面白く、そこを切り取るか!という建物の写真がいくつもありました。
さらに展示を見ていくと、曼荼羅を撮影した作品シリーズがあり、
いきなり曼荼羅!?と少し不思議な感じはありました。
しかし曼荼羅がかなり大きな倍率で拡大されて、目の前に現れる感じは圧巻です。
正直なところ曼荼羅にあそこまで神様?ひとつひとつの絵に、繊細な違いがあるとは知らなかった。
表情なんかもひとつひとつ違っていて、ちょっと呆然としたし、単純に描いた人たちすごいなと思った。
さらに展示構成を進むと、もう最後の方だったかと思うけど伊勢神宮の大きな写真があった。
この写真もまた、モノクロでさりげない雰囲気だけど、改めて観ると神々しかった。
ギャラリーから出ると東京オペラシティの中庭にあったオブジェが面白くて、一緒にツリーを見上げてきました。
11月で時期的にもこれからクリスマスな雰囲気で、大きなツリーが飾られていた。
普段からデジタルな物を見る・触れることが多い昨今ですが、フィルム、モノクロの感じを再認識。
画質的には粗いのだろうが、アナログの温かさ的な部分も感じられました。
東京オペラシティアートギャラリーにて写真展を見てきたよという内容でした。
それではまた次回!